トピックス-Topics-

2020/01/10
[閉鎖]オープンテキスト有限会社
2019年8月を持ちまして オープンテキスト有限会社 は閉業いたしました。つきましては 公式サイト:open-text.net も昨年閉鎖したことをご報告いたします。ご連絡が遅くなり大変失礼いたしました。長きにわたるフォント業界との関わりにおいて社としての目的は達したと感じます。個人的なミッションとしてフォントとは終生活動が続きそうです。今後もよろしくお願いいたします。

なお、メールアドレスは暫く継続して使用する予定です。
何かありましたらご連絡下さい。
本当にありがとうございました。

オープンテキスト有限会社
2020/01/07
[サイト]口伝證人 を再開
松里鳳煌が口伝えに聞いた言葉を纏める 口伝證人(くでんあかしびと) を7年にぶりに稼働させることにしました。将来的に 也太奇出版 から書籍化する予定です。

口伝證人:https://akashibito.blogspot.com/
2019/12/30
藝文對談ともえ:第百四十五回:体質と才能  を公開
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
ゲスト:本名カズト(ホンナさん)

センセイは「表出されるのは体質だと思う」と語る。体質そのものが才能であり、それを把握することが大切だと。また、才能には小分けの才能と大きな才能があるとセンセイ。大きな才能は他人から知らず要請されるもので、個々が把握出来るのは小分けの才能であると。

コメント:本放送をもちまして「藝文對談ともえ」は一旦お休みさせていただきます。再開は令和二年二月を予定しておりますが正式には公式サイトを御覧くだされば幸いです。

藝文對談ともえ:https://tomoe.yataiki.net/

2019/12/20
訃報:書家の野尻泰煌先生が永眠
令和元年十二月十五日、書家の野尻泰煌様が永眠されました。
享年五十七歳でした。

2004年フランス・カンヌ国際芸術祭で最優秀賞であるコートダジュール国際芸術書を受賞後、次々に作品を海外展に出展し最高賞を受賞。その後、海外の博物館に多数作品が収蔵される。本年はオーストリア・ザンクトペルテン市の市立博物館に作品二点が収蔵されたばかり。
十九歳で開塾した泰永書道院書道塾(泰永会)を主宰し、書道展(後期国内本展)は、第三十回記念展を迎えていた。2016年には前記展として海外展を開催するようになり、2016年のイタリア展を皮切りに2017年ハンガリー、2018年チェコ、2019年オーストリアで開催される。
隷書を語り口にしつつ、自らの最大のテーマであった楷書の作品化に長年取り組み、今年その道筋が定まったばかり。今月十九日、弟子や近親者のみで家族葬が営まれる。

泰永会公式サイト
https://taieikai.jimdofree.com/

PVについて

タレント事務所に所属されていたおり制作されたプロモーションビデオ。ラジオにも多数出演した。


也太奇より

生前のご厚情に感謝すると共に託されたものを育んでいきたいと思います。也太奇という屋号は野尻泰煌先生がつけて下さいました。それまでは異なる名称で1年ほど活動してましたが、ある日『「こりゃなんとも奇妙だ」という仕事が出来ればいいじゃない?』と言われ「使ってよ」と託されました。ご冥福をお祈りいたします。

2019/12/20
藝文對談ともえ:第百四十四回:名作を置いておく を公開
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
ゲスト:本名カズト(ホンナさん)

解らないことを声高らかに言えるようになった時代。見えてきたのは名作を解らない人が多かったということ。「わからない」「好きじゃない」というのは言うのは構わない。言えるのは幸福なことではあるが、気になるのは解らない自分に価値を寄せていくロジック。「自分がわからない、好きじゃない、から、よくない」と断じてしまいがちな世論を幾つかのエピソードを交え話す。解らないものを取り敢えず置いておくことが本来大切であったが、今はそれが出来ない精神性であることが見えてくる。

藝文對談ともえ:https://tomoe.yataiki.net/

2019/12/10
藝文對談ともえ:第百四十三回:生き様の表出 を公開
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
ゲスト:本名カズト(ホンナさん)

ミュージシャンの本名カズト(ホンナ カズト)さんをゲストに迎えての鼎談。マッチャンは八月に開催した泰永書展の前、永久会員の作品をご寄贈いただいた際、奇妙な体験をしたと語り始める。本人は亡くなっているにも関わらず、開いた作品ごとに本人が違う年代の有り様で今まさにココにいるという感覚を受けたと。センセイは「書は気の芸術というからね」と応え、それは当然であろうと受けとる。作品を仕上げた、その時までの経験や人生観、その時の精神性、体調が作品を通し赤裸々に語りかけると。作品とは、その人の生き様の表出であるという話題に。

藝文對談ともえ:https://tomoe.yataiki.net/

2019/11/30
藝文對談ともえ:第百四十二回:人間ありきの社会 を公開
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)

チェコでの思い出を語り合っている二人。訪れた都市ではエレベーターの階数表記が日本とは異なり地上は「0」階、一つ上は「1」、一つ下(地下)が「−1」と表記されている。二人共ハンガリー・ブダペストの街が好きだと言う。古いものと新しいものがそのまま共存し、それでいてゆっくりとだが着実に変化している。そこらから見えてきたのは人間優先の社会と物質優先の社会との違いだった。

藝文對談ともえ:https://tomoe.yataiki.net/

2019/11/20
藝文對談ともえ:第百四十一回:古さと新しさの良さ を公開
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)

5月の旅を振り返りながら旅館の話をしている二人。日本ではほんの少し前まで至るところに木造の旅館があったとマッチャン。知らず無くなってしまったと。その一方で日本の当たり前が当たり前じゃない凄さも確認する。チェコのブルノで借りたアパルトメントではお湯が出ずに苦労したことを思い返す。トイレにしても日本では綺麗が当たり前、無料で当たり前だが、巡った3カ国では基本が有料だった。古きものの良さと、新しきものの良さを語り合った。

藝文對談ともえ:https://tomoe.yataiki.net/

2019/11/10
藝文對談ともえ:第百四十回:能率の捉え方 を公開
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)

2019年5月に中欧へ渡り「こんな生き方があったんだ」と感じさせられたとマッチャン。チェコ第二の都市ブルノでの経験を語る。日本では必死になって働き憔悴しきったお母さん方と、その子供に厳しく接する大人達の光景をよく目にするが、ブルノでの母子関係は実に穏やかだったと。センセイは高度成長していく過程で自ずと過酷になっていった日本を振り返る。また、日本人とは能率の捉え方が全く違う点に驚いたとマッチャンは語り、能率感の違いに話題は移っていく。

藝文對談ともえ:https://tomoe.yataiki.net/

2019/10/30
藝文對談ともえ:第百三十九回:中欧訪問記・参〜博物館式典にて を公開
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)

[写真が一部映ります]レセプションに参加すべく約2週間渡欧した際の旅話三本目。古式ゆかしい重厚さのあるサンクト・ポルテン(ザンクト・ペルテン)博物館の中をご案内いただく。夕方六時過ぎに奥の間で書展の開会を告げるレセプションが開催。市長代理、館長、野尻の挨拶と続き、席上揮毫へ。ちょっとした予定外の交流が場を温め、作品を前に質疑応答へ移る。熱心に問われるオーストリアの方々。それに対して出来る限り丁寧に答える野尻。音楽を例に出すと意外な盛り上がりが。旅の思い出を語り合った。

藝文對談ともえ:https://tomoe.yataiki.net/

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