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2021/03/20
藝文對談ともえ:第百八十四回:繋がりをもつこと を公開
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)

日本の国家観について話している二人。センセイは日本は昔から変わってないと言う。だから政治は当てにならないと。政治に何かを望むより、人と人が手を取り合って、お互いに助け合っていくことに希望を感じると言う。マッチャンはそうした動きは様々な部分で始まっていると応じる。センセイは人間の肉体がそうであるように、悪いな、マイナスだな、と思うような事象も浄化する為の結果の産物であると語る。あくまでバランスだとマッチャン。限界を超えれば自然浄化はしないのは肉体も同じ。出来るだけ振れ幅の広い中でバランスをとりたいという話に。(2019年9月収録)

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2021/03/10
藝文對談ともえ:第百八十三回:小説ひた執筆 を公開
話者:松里鳳煌

今年から書家の野尻泰煌先生ついて何かと執筆をしていく予定です。書き始める前に動機とこれまでの流れについて一度整理しておきたいと思い語ることにしました。「野尻泰煌」先生に関する自伝的小説は二十年来先生から頼まれていた私の仕事です。私の中でまだどこか先生が死んでないような気がするのもこの為かもしれません。奇しくも亡くなる二週間前の電話でも「野尻泰煌論を書いて欲しい」と頼まれ、事実上の遺言になってしまいました。

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2021/02/28
藝文對談ともえ:第百八十二回:映画007は二度死ぬ*後編* を公開
話者:松里鳳煌

冒頭、前回収録の「007は二度死ぬ*前編」における三船敏郎さんの舞台裏エピソードから、日本人の国民性について話している。日本人には頑なに拘っていたにも関わらず流れが変わった途端に手のひらを返す軽率さがある。その行為は大切な文化や本流の価値観すら捨ててしまう危うさに通じる。裏を返すと、どんなに軽率に振る舞っても失われないという無意識下の普遍意識から来るとも言える。しかし現実には「守らない限り失われる危険は常にある」という話に。後半、007音楽について触れる。シリーズものの音楽は変化が乏しくなりがちだが、本シリーズは時代を背負った上で個性的な音楽と主題曲で今も輝きを放っているという話に。そして自身は知らなかった「007は二度死ぬ」の小ネタ等へ。

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2021/02/20
藝文對談ともえ:第百八十一回:具体性に欠けた結果 を公開
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)

心や身体の壊滅的損壊から身動きが出来ない状態に陥り、最終的に命を失うことは理屈としては理解出来る。ところが昨今、そこまででは無いにも関わらず、そのまま餓死までいってしまうというニュースが散見される。「原因は何か?」と問うマッチャン。センセイは「本人の御しがたい性質的なもの」や「親から肝心なことを教えられていない」こと「社会の失われた多様性」を上げる。昭和以後に津々浦々まで浸透した具体性が失われた結果の産物なのだろうという根源的問題へ。(2019年9月収録)

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2021/02/10
藝文對談ともえ:第百八十回:学藝理論会議 皐月会 を公開
話者:松里鳳煌

話者:松里鳳煌 本年5月1日から皐月会の活動を再開する。簡単に言えばサロン。当初は多種多様な表現活動分野の者が集まり、各々の知見、理論を語り見識を広めることを目的として始まった。書家の野尻泰煌先生は私を説得する際に「表現者はもっと他分野との関わりを重視し知見を広めるべきだ」と言った。自らは発起人に留まり代表を私にやって欲しいと。今にして思えば奥様の死も動機になっていることは明らかに思う。皐月会について語ります。

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2021/01/30
藝文對談ともえ:第百七十九回:映画007は二度死ぬ*前編* を公開
話者:松里鳳煌

2020年10月31日スコットランド人の名優、ショーン・コネリーが90歳で亡くなった。彼に関しては思い入れがあり、勝手に偲んでショーン・コネリー特集をしたいと思います。1本目は本作。日本を主たる舞台にした珍しい作品。しかも東京オリンピック後の日本ということで因果を感じてしまいます。007シリーズの特徴的なエッセンスをコレでもかと詰め込み、リアリティーよりエンターテイメント性をより強調した作品となっております。映画化における原作無視の構図は昔は普通にあったものですが、特に本作は全く原作と異なるよう。

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2021/01/20
藝文對談ともえ:第百七十八回:十人十色の指導 を公開
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)

道を迷う全ての人に言える回。「好きというのは不自由である」とはセンセイの言葉。「好き」だけど「才能」があるとは限らない。「好き」もしくは「嫌い」であるが故に意識に縛られる。やり込んでみて始めてズレに気付かされることは少なくない。しかし、そんな行動と判断は若いからこそ出来るのであり、一定の年齢を過ぎると盲信せざるおえない状況になっていく。指導者はそれらを総合的に判断し、最善と思われる方法で十人十色のアプローチをかける。多くの場合、受ける側は引いて見えない上に素直にも受け取らない。結果、遠回りをする。(2019年2月収録)

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2021/01/10
藝文對談ともえ:第百七十七回:令和三年のともえ を公開
話者:松里鳳煌[テキスト表示有]

6年目に突入した”ともえ”、これまで通り10日、20日、30日の放送となります。ひとり語りを2本、センセイと対話した過去の未公開収録を1本放送して参ります。今後も月初5日に「予告」を入れますので気になる番組があればご聴取いただけると幸いです。今回は、取り上げたいと思っているジャンルやタイトルをご紹介して参ります。今年も宜しくお願い致します。

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2020/12/30
藝文對談ともえ:第百七十六回:追悼・野尻泰煌先生 を公開
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)

時代背景を越えられない表現という話をしている二人。昭和歌謡を模倣しても背景の差は埋まらない。センセイは現代人を「演出家になってしまって表現者ではない。勘違いしている」と語る。蓄えのない人生を送ってきた結果、多弁に名人無しと同じで原理で、足りないモノを補おうとして足そうと表現を盛る。それは演出であって表現では無く、鑑賞ポイントのズレにも克明に出ていると。日本人は「高揚」させようというポイントにのみ注力した結果、豊かさを失ったという根源的な話へ。(2019年2月収録)


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2020/12/20
藝文對談ともえ:第百七十五回:演出に終始する現代 を公開
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)

時代背景を越えられない表現という話をしている二人。昭和歌謡を模倣しても背景の差は埋まらない。センセイは現代人を「演出家になってしまって表現者ではない。勘違いしている」と語る。蓄えのない人生を送ってきた結果、多弁に名人無しと同じで原理で、足りないモノを補おうとして足そうと表現を盛る。それは演出であって表現では無く、鑑賞ポイントのズレにも克明に出ていると。日本人は「高揚」させようというポイントにのみ注力した結果、豊かさを失ったという根源的な話へ。(2019年2月収録)

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